大学入試における英検
大学入試改革の一環として、英検やTOEICといった外部機関の試験が大きく取り扱われるようになり、推薦入試やAO入試にはこういった試験がなくてはならないものになっています。また今後、センター試験での英語の試験がなくなり、外部機関で成績のみで合否が判定されるのではないかとも言われています。
従来のように英語は文法力のみで判断されるのではなく、「読む」「聞く」「書く」「話す」といった四技能を総合的に判断する形へと移行し、さらに今後は英語で自分の意見を言う力を判定されるようになります。驚く方が多いでしょうが本来、英語はコミュニケーションツールですから、文法力だけで能力を判断することが間違いでした。
これからは「英語を使って~~ができる」が当然になり、さらには英語を話すだけでなく、「英語でどのように話すか」「何を伝えるか」が重要になります。文法学習はそのような能力を鍛えるための土台、いわば基礎学力です。
「文法なんていくら勉強しても役に立たない。将来、役に立つのは話せることだ!」と言う方がおられますが、その「話す力」を身に着けるのが基礎基本が文法であり、語彙力です。
文法は中学生になってから毎日学校で勉強しますが、でも中学生になってから英検の勉強を始めると、大変な負担になります。
ほとんどの方が中学生になったらすぐにクラブに入り、塾に行きます。それだけでも負担なのにさらに中間試験、期末試験があり、なかなか余分な勉強にまで手が回りません。でも高校入試や大学入試を考えるなら、中学生の間に2級に合格しておくことは後あと、大変有利になります。
英検は一部の私立高校で入試の際に加点があるなど、重要視されています。
そこで、スクールがお勧めするのは以下のような受験方法です。
小6 – 10月 5級合格
中1 – 6月 4級合格
中1 – 10月 3級合格
中2 – 6月 準2級合格
中3 – 10月 2級合格
大学入試の際に提出できる資格試験の結果は、願書を提出する月からさかのぼって1年分だけです。ほとんどの大学の推薦入試は9月ごろから始まりますから、高2の10月~高3の6月までに受験した3回の結果しか大学入試には役立たないということです。それであれば、早くから英検受験をする必要はありません。必要な時期までに必要な級に合格するように計画的に受験すると無駄なく、かつ無理なく学習できます。
スクールの生徒の合格実績を見ていただくとわかるように、小学校低学年から英会話クラスに通い、計画的に単語学習や英文を書く練習をしてきた生徒は、高得点で英検に合格していることがわかっていただけると思います。
会話クラス5年在籍、英検クラス小5から2年在籍のA君
小5-10月 4級合格 60問正解/65問中
小6- 6月 3級合格 一次試験1354点/1800点中
小6 – 1月 準2級合格 一次試験1810点/2400点中
会話クラス7年在籍、英検クラス3年在籍の中3 B君
中2 – 6月 準2級合格 一次試験1365点/1800点中
講師自身が自分の経験を生かし、無駄に早すぎない先取り学習をさせ、正しい勉強の仕方を身に付けさせることで、短期間にこのような結果を出すことが出来ます。
「英検5級に合格している=中1の文法が理解できている」
「英検4級に合格している=中2の文法が理解できている」
というように勉強を進めていかなければ、上の級の勉強をする段階で後戻りするはめになります。
私たちは目先の合格ではなく大学進学までを見据えて、学力に裏付けられた英語力を身につけることをお勧めしたいために、他の多くの英会話学校で行っている「何となくわかった学習」を強く否定しています。また、そのためにはどのように勉強したらよいのかを伝える授業をしています。
塾や学校の勉強では絶対に身につかないリスニング力、そして予備校で勉強するような長文読解、そのどちらもを学んでいただけるような授業を提供するのがT&C TOEIC英検 Schoolです。