TOEIC Part7で「時間が足りない」「本文を読んでも答えの場所が分からない」と悩んでいませんか。
Part7は長文問題なので、すべての英文を丁寧に読もうとすると、どうしても時間が足りなくなりやすいです。
そこで大切になるのが、スキャニングという読み方です。
スキャニングを身につけると、設問で聞かれている情報を本文から探しやすくなります。
この記事では、TOEIC Part7のスキャニングの意味、メリット、具体的なやり方を初心者向けに解説します。
TOEIC700〜800点を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
TOEIC Part7のスキャニングとは?
TOEIC Part7のスキャニングとは、本文の中から必要な情報を素早く探す読み方です。
長文を最初から最後まで丁寧に読むのではなく、設問で問われている情報に関係する部分を見つけるために使います。
まずは、スキャニングがどのような読み方なのかを理解しておきましょう。
スキャニングは必要な情報だけを探す読み方
スキャニングとは、英文全体を細かく読むのではなく、必要な情報だけを探す読み方です。
たとえば、設問で「会議はいつ行われますか?」と聞かれている場合、本文全体を丁寧に読むよりも、日付や曜日、時間に関する情報を探した方が効率的です。
TOEIC Part7では、メール、広告、チャット、告知文など、さまざまな英文が出題されます。
すべての英文を完璧に理解しようとすると、時間が足りなくなることがあります。
そのため、設問で聞かれている内容を確認し、本文の中から答えの根拠になりそうな部分を探す意識が大切です。
- スキャニングは必要な情報を探す読み方
- 日付・時間・人名・場所などを探すときに使いやすい
- 答えの根拠を見つけたら、その周辺は丁寧に読む
TOEIC Part7でスキャニングが重要な理由
TOEIC Part7でスキャニングが重要な理由は、リーディングセクションの時間が限られているからです。
TOEICのリーディングは、Part5、Part6、Part7を75分で解く必要があります。
特にPart7は文章量が多く、最後まで解き切れない人も少なくありません。
TOEIC500〜600点台の方は、単語や文法をある程度理解できても、長文になると読むスピードが落ちやすいです。
その状態で全文を丁寧に読もうとすると、後半の問題に使える時間がなくなります。
スキャニングを使うと、設問に関係する情報を探す意識が持てるため、本文の読み方にメリハリがつきます。
結果として、無駄に読む時間を減らし、正解根拠を探しやすくなります。
スキミングとスキャニングの違い
スキミングとスキャニングは似ていますが、目的が違います。
スキミングは、文章全体の概要をざっくりつかむ読み方です。
一方で、スキャニングは、特定の情報を探す読み方です。
たとえば、広告文を読んで「この広告は何について書かれているのか」を把握するのはスキミングです。
一方で、「割引の期限はいつか」「問い合わせ先はどこか」を探すのはスキャニングです。
TOEIC Part7では、最初に文章の種類や大まかな内容をつかみ、そのあと設問に合わせて必要な情報を探す流れが効果的です。
どちらか一方だけで解くというより、問題に応じて使い分けることが大切です。
スキミングとスキャニングの違い
- スキミング:文章全体の内容をざっくりつかむ
- スキャニング:必要な情報を本文から探す
- Part7では両方を使い分けることが大切
TOEIC Part7でスキャニングを使うメリット
TOEIC Part7でスキャニングを使うメリットは、本文を読む目的がはっきりすることです。
何となく本文を読み始めると、どこが大事なのか分からないまま時間だけが過ぎてしまいます。
ここでは、スキャニングを使うことで得られる具体的なメリットを解説します。
本文を全部読まなくても答えを探しやすくなる
スキャニングを使うと、本文を全部読まなくても答えの場所を探しやすくなります。
もちろん、まったく読まなくてよいという意味ではありません。
大切なのは、設問で聞かれている内容に関係する部分を優先して読むことです。
たとえば、設問で「誰が新しいプロジェクトを担当しますか?」と聞かれているなら、人名や部署名、担当に関する表現を探します。
このように探す情報を決めてから本文を見ると、読むべき場所が明確になります。
反対に、何も決めずに本文を読み始めると、すべての情報を同じように処理しようとしてしまいます。
その結果、重要な情報を見落としたり、時間を使いすぎたりします。
Part7の時間不足を改善しやすくなる
TOEIC Part7で時間が足りない原因の一つは、読む必要のない部分まで丁寧に読んでしまうことです。
特にTOEIC500〜600点台の方は、英文を読むこと自体に負荷がかかります。
そのため、すべての文を同じように理解しようとすると、かなり時間がかかります。
スキャニングを使うと、設問に必要な情報を探す意識が生まれます。
これにより、本文全体を漠然と読む時間を減らせます。
また、答えの根拠を探す練習を続けることで、問題を解くスピードも少しずつ上がります。
Part7の時間不足に悩んでいる方は、スキャニングだけでなく時間配分も見直すことが大切です。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
正解根拠を見つける力が身につく
スキャニングの大きなメリットは、正解根拠を見つける力が身につくことです。
TOEIC Part7では、何となく選択肢を選ぶと間違えやすくなります。
正解するためには、本文のどこに根拠があるのかを確認する必要があります。
スキャニングを意識すると、設問に対して本文のどこを見ればよいかを考えるようになります。
その結果、感覚ではなく、根拠をもとに答える習慣が身につきます。
これはTOEIC700点以上を目指すうえで非常に大切です。
最初は時間がかかっても問題ありません。
復習のときに「なぜこの選択肢が正解なのか」「本文のどこに書いてあるのか」を確認することで、少しずつ根拠を探す力が伸びていきます。
TOEIC Part7のスキャニングのやり方
ここからは、TOEIC Part7でスキャニングを使う具体的な手順を解説します。
スキャニングは、何となく本文を眺めることではありません。
設問を確認し、探す情報を決め、本文から根拠を見つける流れが大切です。
設問を先に読んで探す情報を決める
TOEIC Part7でスキャニングを使うときは、まず設問を先に読みます。
なぜなら、設問を読まないと、本文から何を探せばよいか分からないからです。
たとえば、設問で「What is the purpose of the notice?」と聞かれている場合は、文章全体の目的を探す必要があります。
一方で、「When will the meeting be held?」と聞かれている場合は、日付や時間を探せばよいと分かります。
このように、設問によって探す情報は変わります。
本文を読む前に設問を確認すると、読む目的が明確になります。
キーワードになりそうな単語を見つける
設問を読んだら、次にキーワードになりそうな単語を見つけます。
キーワードとは、本文の中で答えの場所を探す手がかりになる言葉です。
たとえば、人名、会社名、商品名、場所、日付、時間、金額などはキーワードになりやすいです。
これらは本文中でも比較的見つけやすいため、スキャニングに向いています。
ただし、設問の単語が本文にそのまま出るとは限りません。
TOEICでは、同じ意味の別表現に言い換えられることがよくあります。
たとえば、buyがpurchaseに言い換えられたり、helpがassistに言い換えられたりします。
キーワードを探すときは、同じ単語だけでなく、似た意味の表現も意識しましょう。
本文からキーワードや言い換え表現を探す
キーワードを決めたら、本文からその単語や言い換え表現を探します。
このとき、本文を一語一句すべて読もうとする必要はありません。
まずは、キーワードが出てきそうな場所を探す意識で読みます。
たとえば、メール文で人名を探すなら、冒頭や署名、本文中の担当者名を確認します。
日付を探すなら、数字や曜日に注目します。
商品やサービスに関する問題なら、本文中の商品名や説明文を探します。
ただし、キーワードを見つけた瞬間に答えを選ぶのは危険です。
TOEICでは、キーワードの近くにひっかけ表現があることもあります。
必ず前後の文を読んで、設問の内容と一致しているか確認しましょう。
根拠の周辺だけを丁寧に読む
スキャニングで答えの場所を見つけたら、その周辺だけを丁寧に読みます。
ここがとても重要です。
スキャニングは「雑に読むこと」ではありません。
必要な場所を早く見つけて、根拠部分を正確に読むための方法です。
たとえば、日付を探す問題で本文中に複数の日付がある場合、数字だけ見て選ぶと間違えることがあります。
「申し込み期限」「イベント当日」「変更後の日程」など、日付の意味が違うことがあるからです。
そのため、キーワードを見つけたら、前後の文を読んで文脈を確認しましょう。
根拠の周辺を丁寧に読むことで、ひっかけ問題にも対応しやすくなります。
選択肢と本文の内容を照らし合わせる
最後に、選択肢と本文の内容を照らし合わせます。
TOEIC Part7では、本文に書かれている内容が選択肢で言い換えられていることが多いです。
そのため、本文とまったく同じ単語がないからといって、すぐに不正解と判断しないようにしましょう。
たとえば、本文では「The workshop is free for members.」と書かれていて、選択肢では「Members do not have to pay.」と表現されることがあります。
この場合、freeとdo not have to payが同じ意味になります。
このような言い換えに慣れると、Part7の正答率が上がりやすくなります。
実際に使った参考書はこの記事で紹介しています。
- 設問を先に読んで探す情報を決める
- キーワードや言い換え表現を探す
- 根拠の周辺だけを丁寧に読む
- 選択肢と本文の内容を照らし合わせる
TOEIC Part7でスキャニングしやすいキーワード
TOEIC Part7でスキャニングを使うときは、探しやすいキーワードを知っておくことが大切です。
何となく本文を見るのではなく、「どの情報を探すのか」を決めてから読むと、答えの根拠を見つけやすくなります。
ここでは、Part7で特にスキャニングしやすいキーワードを具体的に解説します。
人名・会社名・商品名などの固有名詞
TOEIC Part7でスキャニングしやすい代表的なキーワードは、人名・会社名・商品名などの固有名詞です。
固有名詞は本文中でも目立ちやすく、設問や選択肢にもそのまま出てくることがあります。
たとえば、メール問題で「Mr. Brownは何を依頼しましたか?」と聞かれている場合は、本文中のMr. Brown周辺を探すと根拠が見つかりやすいです。
会社名や商品名も同じです。
広告文や案内文では、商品名の近くに特徴、価格、対象者、利用条件などが書かれていることがあります。
ただし、固有名詞を見つけた瞬間に答えを選ぶのは危険です。
同じ人名や商品名が複数回出てくることもあるため、必ず前後の文を読んで、設問と一致しているか確認しましょう。
日付・時間・金額などの数字
日付・時間・金額などの数字も、TOEIC Part7でスキャニングしやすいキーワードです。
数字は英文の中でも目に入りやすいため、必要な情報を探す手がかりになります。
たとえば、「イベントはいつ開催されますか?」「支払いはいくらですか?」「締め切りはいつですか?」といった問題では、日付や時間、金額を探すのが基本です。
ただし、数字が出てきたからといって、すぐに正解とは限りません。
TOEICでは、申込期限、開催日、変更後の日程、通常価格、割引価格など、複数の数字が出ることがあります。
そのため、数字を見つけたら、その数字が何を表しているのかを確認する必要があります。
特に金額の問題では、members、non-members、before、after、untilなどの条件表現にも注意しましょう。
メール件名や案内文の目的
メール件名や案内文の目的も、スキャニングで確認しやすいポイントです。
TOEIC Part7では、メール、メモ、広告、告知、チャットなどの形式がよく出題されます。
その中で「このメールの目的は何ですか?」「このお知らせの目的は何ですか?」という問題が出ることがあります。
このような問題では、本文の冒頭や件名にヒントがあることが多いです。
たとえば、件名にSchedule Changeとあれば、予定変更に関する内容だと予測できます。
Special Offerとあれば、割引やキャンペーンに関する内容かもしれません。
ただし、目的を問う問題は本文全体の流れも関係します。
件名だけで判断せず、冒頭文と最後の一文も確認すると、より正確に答えやすくなります。
設問に出てくる動詞や名詞
設問に出てくる動詞や名詞も、スキャニングの手がかりになります。
たとえば、設問にrequest、recommend、purchase、attend、cancel、changeなどの単語が出てきた場合、その行動に関する情報を本文から探します。
ただし、TOEICでは設問と本文で同じ単語が使われるとは限りません。
requestがaskに、purchaseがbuyに、assistがhelpに言い換えられることがあります。
そのため、設問の動詞や名詞をそのまま探すだけでなく、似た意味の表現も意識しましょう。
スキャニングは単語探しだけではなく、意味を探す作業でもあります。
この意識を持つと、Part7の正解根拠を見つけやすくなります。
- 人名・会社名・商品名は本文中で探しやすい
- 日付・時間・金額は複数出ることがあるため注意する
- メール件名や冒頭文は目的問題のヒントになりやすい
- 設問の動詞や名詞は言い換え表現も意識する
TOEIC Part7でスキャニングを使いやすい問題
TOEIC Part7では、すべての問題に同じようにスキャニングを使えるわけではありません。
情報を探しやすい問題もあれば、文脈をしっかり読まないと解けない問題もあります。
ここでは、スキャニングを使いやすい問題と、注意が必要な問題を分けて解説します。
日時や場所を問う問題
日時や場所を問う問題は、スキャニングを使いやすい問題です。
なぜなら、日付、曜日、時間、場所名は本文中で見つけやすいからです。
たとえば、「会議はどこで行われますか?」「イベントはいつ始まりますか?」といった設問では、本文中の数字や場所名を探すと答えの根拠に近づけます。
ただし、日時や場所の問題でも注意は必要です。
TOEICでは、最初に予定されていた場所から別の場所に変更されるケースがあります。
また、イベント開始時間と受付開始時間が別で書かれていることもあります。
そのため、見つけた情報が設問で聞かれている内容と一致しているかを確認しましょう。
人物や会社に関する問題
人物や会社に関する問題も、スキャニングを使いやすいです。
人名や会社名は固有名詞なので、本文中で比較的探しやすいからです。
たとえば、「誰がこのメールを送っていますか?」「会社は何を提供していますか?」という問題では、差出人、署名、会社紹介、本文の冒頭や最後がヒントになることがあります。
メール問題では、FromやToの情報も確認しましょう。
広告文では、会社名の近くにサービス内容や特徴が書かれていることがあります。
ただし、複数の人物が登場する問題では注意が必要です。
誰が何をしたのかを混同すると誤答につながります。
人物名を見つけたら、その人の行動や役割まで確認しましょう。
理由や目的を問う問題
理由や目的を問う問題でも、スキャニングは役立ちます。
ただし、日時や人名を探す問題よりも少し難易度は上がります。
理由や目的は、単語だけでなく文全体の意味を読む必要があるからです。
たとえば、「なぜこのメールを書いていますか?」「なぜイベントが延期されましたか?」という問題では、because、due to、so that、in order toなどの表現がヒントになります。
また、本文の冒頭に目的が書かれていることも多いです。
一方で、理由が直接書かれていない場合もあります。
その場合は、前後の文脈から判断する必要があります。
スキャニングでヒントになりそうな場所を探し、根拠周辺を丁寧に読むことが大切です。
NOT問題や推測問題では注意が必要
NOT問題や推測問題では、スキャニングだけに頼りすぎないようにしましょう。
NOT問題は「本文に書かれていない内容」や「正しくない内容」を選ぶ問題です。
そのため、選択肢を一つずつ本文と照らし合わせる必要があります。
キーワードだけを探して判断すると、似た情報に引っかかることがあります。
また、推測問題は本文に直接答えが書かれていないこともあります。
たとえば、「What is suggested about Mr. Lee?」のような問題では、本文の情報をもとに判断する必要があります。
このような問題では、スキャニングで関連箇所を探したあと、文脈を丁寧に読むことが重要です。
TOEIC Part7のスキャニングでよくある失敗
スキャニングは便利な読み方ですが、使い方を間違えると誤答につながります。
特にTOEIC500〜600点台の方は、キーワードを見つけただけで安心してしまうことがあります。
ここでは、Part7のスキャニングでよくある失敗を確認しておきましょう。
キーワードだけ見てすぐに選んでしまう
スキャニングでよくある失敗は、キーワードだけを見てすぐに答えを選んでしまうことです。
たとえば、設問にmeetingとあり、本文中にもmeetingが出てきたからといって、その周辺が必ず答えとは限りません。
TOEICでは、似た単語や関連語を使って受験者を迷わせることがあります。
特に、日付や金額が複数出てくる問題では注意が必要です。
最初に見つけた数字が正解ではなく、変更後の日程や条件付きの金額が正解になることもあります。
キーワードはあくまで根拠を探すための手がかりです。
答えを選ぶ前に、前後の文を読んで、設問の内容と一致しているかを確認しましょう。
設問を読まずに本文を読み始める
設問を読まずに本文を読み始めるのも、よくある失敗です。
本文から読んだ方が安心に感じるかもしれません。
しかし、何を探すのか決まっていない状態で読むと、すべての情報を覚えようとしてしまいます。
その結果、本文を読んだあとに設問を見て、もう一度本文に戻ることになります。
これでは時間がかかります。
特にPart7で時間が足りない人は、設問を先に読んで、探す情報を明確にしてから本文を見る方が効率的です。
最初は慣れないかもしれませんが、練習を続けると「この問題では何を探せばよいか」が分かるようになります。
全文を丁寧に読みすぎて時間が足りなくなる
Part7で時間が足りない人に多いのが、全文を丁寧に読みすぎる失敗です。
もちろん、英文を正確に読む力は大切です。
しかし、Part7では限られた時間の中で多くの問題を解く必要があります。
すべての文を完璧に理解しようとすると、後半の問題に時間を残せません。
特に、広告文やチャット問題では、すべての情報が設問に関係するわけではありません。
設問に必要な情報を探し、根拠の周辺だけを丁寧に読む意識が必要です。
全文を読むこと自体が悪いわけではありません。
ただし、本番では時間とのバランスを考えて読むことが大切です。
言い換え表現に気づけない
TOEIC Part7では、設問と本文で同じ表現が使われないことがあります。
この言い換え表現に気づけないと、正解根拠を見つけにくくなります。
たとえば、設問ではpurchaseと書かれていて、本文ではbuyと書かれていることがあります。
また、freeがdo not have to payに言い換えられることもあります。
このような言い換えに慣れていないと、「本文に同じ単語がないから分からない」と感じやすくなります。
スキャニングでは、同じ単語を探すだけでなく、同じ意味の表現を探す意識が大切です。
復習のときは、設問・正解選択肢・本文の根拠部分を見比べて、どのように言い換えられているか確認しましょう。
分からない問題で止まりすぎる
分からない問題で止まりすぎることも、Part7では大きな失敗につながります。
TOEICは時間制限のある試験です。
1問に時間をかけすぎると、後半の解ける問題に手が回らなくなります。
特にNOT問題や推測問題は、答えを探すのに時間がかかりやすいです。
考えても分からない場合は、一度マークして次に進む判断も必要です。
あとで時間が余ったら戻る方が、全体の得点を守りやすくなります。
TOEIC800点以上を目指す場合でも、すべての問題に同じ時間をかける必要はありません。
解ける問題を確実に取り、難しい問題に時間を使いすぎないことが大切です。
- キーワードだけで答えを選ばない
- 設問を先に読んで探す情報を決める
- 全文を丁寧に読みすぎない
- 言い換え表現を意識する
- 分からない問題は一度飛ばす
TOEIC Part7でスキャニングを成功させるコツ
TOEIC Part7でスキャニングを使えるようになると、長文問題の解答スピードが上がりやすくなります。
ただし、単にキーワードを探すだけでは、安定して正解できません。
スキャニングを成功させるには、TOEIC特有の出題パターンや時間配分も意識する必要があります。
ここでは、Part7でスキャニングを効果的に使うためのコツを解説します。
設問と本文の言い換えを意識する
TOEIC Part7では、設問と本文で同じ単語が使われるとは限りません。
そのため、スキャニングでは「同じ単語を探す」のではなく、「同じ意味を探す」意識が大切です。
たとえば、設問でpurchaseと書かれていても、本文ではbuyに言い換えられることがあります。
また、postponeがdelayに、assistがhelpに変わることもあります。
この言い換え表現に気づけないと、本文に答えがないように感じてしまいます。
TOEIC500〜600点台の方は、単語を一対一で覚えていることが多いため、言い換えに戸惑いやすいです。
復習するときは、「設問の単語が本文でどう表現されていたか」を確認しましょう。
この積み重ねが、Part7の正答率アップにつながります。
答えの根拠は本文中に必ずあると考える
TOEIC Part7では、答えの根拠は必ず本文中にあります。
感覚で選ぶのではなく、「どこに根拠が書かれているか」を探す意識が大切です。
特にPart7では、「なんとなくこれっぽい」で選ぶと間違えやすくなります。
選択肢の中には、本文の一部だけを見せて誤解させるひっかけもあるからです。
たとえば、本文に「会議は金曜日に予定されていたが、月曜日に変更された」と書かれている場合、金曜日だけ見て答えると間違えます。
このような問題では、前後の文脈まで読む必要があります。
スキャニングは、答えの場所を探すための方法です。
見つけた場所をしっかり読んで、本文と選択肢が一致しているか確認しましょう。
分からない問題は一度飛ばす
TOEIC Part7では、分からない問題に時間をかけすぎないことも重要です。
特にNOT問題や推測問題は、時間がかかりやすい傾向があります。
1問に長時間使ってしまうと、後半の問題に手が回らなくなる可能性があります。
そのため、考えても分からない問題は、一度飛ばす判断も必要です。
TOEICは満点を取る試験ではありません。
800点以上を目指す場合でも、すべての問題を完璧に解く必要はありません。
まずは解ける問題を確実に取ることが大切です。
時間が余ったら戻る方が、全体のスコアを安定させやすくなります。
- 迷った問題は一度飛ばす
- 後半の解ける問題を優先する
- 時間が余ったら戻る
Part5とPart6を早く解いてPart7の時間を残す
Part7で時間不足になる人は、Part5とPart6に時間を使いすぎていることも多いです。
Part7は問題数も文章量も多いため、できるだけ時間を残したいパートです。
そのためには、Part5とPart6をテンポよく解く必要があります。
特にPart5は、知識問題の割合が高いため、慣れると短時間で解きやすくなります。
Part5を素早く解けるようになると、Part7に余裕を持って取り組みやすくなります。
実際にTOEIC800点以上を取る人は、Part5・Part6を比較的早く終わらせていることが多いです。
Part5対策については、詳しくはこちらの記事で解説しています。
時間を測って演習する
スキャニングを身につけたい場合は、時間を測って演習することが大切です。
時間を気にせず解いていると、本番でスピードが足りなくなりやすいからです。
特にPart7は、「時間内に読む」練習が重要です。
最初は時間内に終わらなくても問題ありません。
まずは、「どの問題に時間がかかっているか」を把握しましょう。
たとえば、シングルパッセージは比較的解けるのに、トリプルパッセージで時間を使いすぎていることもあります。
時間を測りながら演習すると、自分の弱点が見えやすくなります。
また、本番の時間感覚にも慣れやすくなります。
TOEIC Part7のスキャニング練習法
スキャニングは、知識だけではなく実際に練習して身につけることが大切です。
Part7は文章量が多いため、最初は難しく感じるかもしれません。
しかし、練習の順番を工夫すると、少しずつスキャニングを使えるようになります。
ここでは、初心者でも取り組みやすい練習法を紹介します。
まずはシングルパッセージから練習する
スキャニングの練習を始めるときは、まずシングルパッセージから取り組むのがおすすめです。
シングルパッセージは文章量が比較的少なく、情報整理もしやすいからです。
最初からダブルパッセージやトリプルパッセージに挑戦すると、情報量が多くて混乱しやすくなります。
まずは1つの文章の中で、設問に必要な情報を探す練習をしましょう。
たとえば、メール問題なら「誰が」「何を」「いつ」「なぜ」という情報を探す意識を持つと、スキャニングしやすくなります。
シングルパッセージで慣れてきたら、少しずつダブルパッセージやトリプルパッセージに進むのがおすすめです。
設問ごとに根拠の場所を確認する
Part7では、問題を解いたあとに根拠の場所を確認することが非常に重要です。
解きっぱなしにすると、スキャニング力は伸びにくくなります。
復習するときは、「どこに答えの根拠があったのか」を確認しましょう。
たとえば、設問の答えが本文の3行目にあったのか、最後の段落にあったのかを確認します。
この作業を続けると、「TOEICではこういう場所に答えが出やすい」という感覚が身につきます。
また、設問と本文の言い換え表現も確認すると効果的です。
根拠確認は少し面倒に感じるかもしれません。
しかし、この復習がPart7のスコアアップに直結します。
制限時間を決めてPart7を解く
スキャニングを実戦で使えるようにするには、制限時間を決めて演習することが大切です。
TOEIC本番では、時間内に解き切る必要があります。
そのため、普段から時間を意識して解く練習をしましょう。
最初は、「シングルパッセージ1セットを○分以内」のように小さく区切るのがおすすめです。
慣れてきたら、Part7全体を通して解く練習も行いましょう。
時間を測ることで、「どの問題で止まりやすいか」も見えてきます。
また、本番特有の焦りにも慣れやすくなります。
TOEICは知識だけでなく、時間管理も重要な試験です。
間違えた問題はキーワードと根拠を見直す
間違えた問題を復習するときは、キーワードと根拠を見直しましょう。
「なぜ間違えたのか」を分析することが大切です。
たとえば、キーワードだけ見て選んでしまったのか、言い換え表現に気づけなかったのかを確認します。
また、根拠の場所を正しく探せていたかも重要です。
復習するときは、以下の流れがおすすめです。
Part7復習の流れ
- 設問で何を聞かれているか確認する
- キーワードを探す
- 本文の根拠部分を確認する
- 選択肢との言い換えを確認する
この復習を続けることで、スキャニングの精度が上がりやすくなります。
公式問題集で本番形式に慣れる
スキャニング練習には、TOEIC公式問題集を使うのがおすすめです。
公式問題集は、本番に近い英文・問題形式で作られているからです。
Part7は、問題形式に慣れることも非常に重要です。
本番形式で練習すると、「どこに答えが出やすいか」「どういう言い換えが多いか」が分かりやすくなります。
また、時間を測って演習することで、本番のペース感覚も身につきます。
市販の参考書だけではなく、公式問題集で実戦練習することが大切です。
- まずはシングルパッセージから始める
- 設問ごとに根拠の場所を確認する
- 時間を測って解く
- 言い換え表現を復習する
- 公式問題集で本番形式に慣れる
TOEIC Part7のスキャニングで時間不足を改善した体験談
ここでは、実際に私がTOEIC Part7で時間不足に悩んでいた頃の体験談を紹介します。
TOEIC700点前後までは、Part7を最後まで解き切れない状態が続いていました。
しかし、スキャニングを意識したことで、少しずつ時間配分と正答率が改善しました。
同じようにPart7で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
700点台でPart7が最後まで終わらなかった頃
TOEIC700点台だった頃は、Part7を最後まで解き切れないことが多かったです。
特に、ダブルパッセージやトリプルパッセージで時間を使いすぎていました。
当時は、「全部読まないと正解できない」と考えていたため、本文を最初から最後まで丁寧に読んでいました。
しかし、その読み方だと時間が足りません。
読んでいる途中で内容を忘れてしまい、設問を見るたびに本文へ戻ることも多かったです。
また、分からない問題で止まりすぎてしまい、後半の問題を塗り絵することもありました。
設問先読みとキーワード探しを意識して変わったこと
Part7の読み方を変えたきっかけは、設問先読みとキーワード探しを意識したことです。
以前は本文を先に読んでいましたが、設問を先に読むように変えました。
すると、「何を探せばいいか」が明確になりました。
たとえば、日時を聞かれている問題なら数字を探す、人について聞かれている問題なら名前を探すという形です。
この読み方に変えてから、本文を何となく読む時間が減りました。
また、根拠になりそうな部分を探しながら読むようになったため、設問と本文を行ったり来たりする回数も減りました。
最初は慣れませんでしたが、続けるうちに「答えが出やすい場所」が少しずつ分かるようになりました。
Part7を時間制限つきで解いて効果を感じたこと
Part7の時間不足を改善するうえで効果を感じたのは、時間制限を設けて問題を解いたことです。
以前は、時間を気にせず解いていました。
しかし、それだと本番になるとスピードが足りません。
そこで、シングルパッセージを○分以内、ダブルパッセージを○分以内というように、制限時間を決めて練習するようにしました。
最初はかなり焦りました。
時間を意識すると、英文が頭に入ってこないこともありました。
ただ、続けるうちに「どこを丁寧に読むべきか」「どこは流してよいか」が分かるようになりました。
また、時間を意識することで、分からない問題を飛ばす判断もしやすくなりました。
TOEICは知識だけではなく、時間配分も重要だと実感しました。
TOEIC830点取得時に意識していたスキャニングの使い方
TOEIC830点を取得したときは、「全部を理解しようとしない」ことを意識していました。
もちろん、根拠部分は丁寧に読みます。
しかし、それ以外の部分まで完璧に理解しようとは考えませんでした。
特に意識していたのは、以下のポイントです。
TOEIC830点取得時に意識していたこと
- 設問を先に読んで探す情報を決める
- 人名・数字・件名などを手がかりにする
- 根拠の周辺だけを丁寧に読む
- NOT問題は慎重に確認する
- 迷った問題は一度飛ばす
また、Part7だけではなく、Part5を早く終わらせることも意識していました。
Part7に余裕を持って入れると、焦りが減りやすくなります。
Part5の勉強法については、詳しくはこちらの記事で解説しています。
TOEIC Part7のスキャニングに関するよくある質問
ここでは、TOEIC Part7のスキャニングに関するよくある質問をまとめました。
特にTOEIC500〜600点台の方が疑問に感じやすいポイントを中心に解説します。
TOEIC Part7は全部読まないといけない?
TOEIC Part7は、必ずしも全文を丁寧に読まなくても大丈夫です。
もちろん、内容理解は重要です。
ただし、Part7は問題数と文章量が多いため、すべてを同じ熱量で読むと時間が足りなくなりやすいです。
そのため、設問で聞かれている内容を確認し、必要な情報を探す意識が大切です。
特に日時、人名、理由などを問う問題では、スキャニングが役立ちます。
一方で、NOT問題や推測問題では、周辺文脈まで読む必要があります。
問題ごとに読み方を使い分けましょう。
スキャニングだけでPart7は解ける?
スキャニングだけでPart7をすべて解くのは難しいです。
なぜなら、TOEIC Part7には文脈理解が必要な問題もあるからです。
たとえば、推測問題や目的問題では、本文全体の流れを読む必要があります。
そのため、スキャニングだけではなく、スキミングや精読も必要です。
大切なのは、「全部を精読する」のではなく、問題に応じて読み方を変えることです。
スキャニングは、必要な情報を効率よく探すための技術として使いましょう。
スキミングとスキャニングはどちらが大事?
TOEIC Part7では、スキミングとスキャニングの両方が大切です。
スキミングは、文章全体の概要をつかむ読み方です。
スキャニングは、必要な情報を探す読み方です。
たとえば、メールの目的をざっくり把握するのはスキミングです。
そのあと、日時や人物などの情報を探すのがスキャニングです。
TOEIC500〜600点台の方は、まずスキャニングを意識すると、Part7の読み方が整理しやすくなります。
スキャニングは初心者でも使える?
スキャニングは初心者でも使えます。
むしろ、Part7で時間不足になりやすい初心者ほど、意識したい読み方です。
最初は、「どこを探せばいいか分からない」と感じるかもしれません。
しかし、設問を先に読み、人名や数字などを探す練習を続けると、少しずつ慣れてきます。
最初から完璧にできなくても問題ありません。
まずはシングルパッセージから練習してみましょう。
スキャニングの練習は毎日した方がいい?
スキャニングは、毎日少しずつ練習するのがおすすめです。
Part7は慣れの影響が大きいパートだからです。
毎日少しでも英文を読み、設問から根拠を探す練習を続けると、徐々にスピードが上がります。
逆に、長期間Part7を解かないと、読む感覚が鈍りやすくなります。
毎日1セットだけでもよいので、継続してPart7に触れることが大切です。
まとめ:TOEIC Part7はスキャニングのやり方を覚えると解きやすくなる
TOEIC Part7は、全文を完璧に読むよりも、必要な情報を探す意識が重要です。
特に、時間不足に悩んでいる方は、スキャニングを意識するだけでも読み方が変わりやすくなります。
設問を先に読み、キーワードや言い換え表現を探しながら本文を読むことで、答えの根拠を見つけやすくなります。
また、スキャニングは一度覚えたら終わりではありません。
時間を測って演習し、復習で根拠確認を続けることで、少しずつ精度が上がります。
TOEIC500〜600点台の方でも、読み方を改善するとPart7のスコアは伸ばしやすくなります。
まずは、設問先読みとキーワード探しから意識してみてください。